【ハースストーン】コボルトと秘宝の迷宮 評価・振り返り考察 レジェンド武器編
こんにちは、ミソスケです!
前回に引き続き、「コボルトと秘宝の迷宮」で登場したレジェンドカードの評価・振り返り考察を行っていきます!
今回は今拡張の目玉要素の1つである各レジェンド武器について、「コボルトと秘宝の迷宮」環境での評価をしてみたいと思います!
⇩前回の記事はこちらからどうぞ!
misosuke-toreca.hatenablog.com
そして今回も、カード評価をS・A・B・Cの4段階に分け、紹介していきます!
評価基準としては
S:非常に強力で、クラフトを文句なく勧められるレベル。OPクラス。
A:優秀な能力を持つカード。そのクラスを使うのであれば欲しいカード。
B:決して弱くはないが、専用構築などが求められるカード。
C:使いづらく、理由がなければダストにして問題ないカード。
※この記事での各カードの評価はミソスケ個人の意見です。「この人はこんな風に考えてんのか~」程度に気軽に見ていただければ幸いです。
※ミソスケの優柔不断さが災いし、どうしてもS・A・B・Cの4段階だけでは分類しきれない場合がございます。
そした場合は「カード名(+or-)」のように表記し、「A-(Aランククラスだが他の同ランクカードと比べると多少劣る)」や「B+(Bランククラスだが他の同ランクカードと比べると多少勝る)」といった具合に表現させて頂きます。どうぞ、温かい目線で見てやってください。
それではどうぞ!!
評価【S】
またまた突然で申し訳ございませんが、レジェンド武器でもこのクラスはなしと考えています。今後の追加カードによっては、より輝きを増してくる武器カードもあると思いますので注視していきたいですね!
評価【A】
お次は優良カード、「A」クラスです!
アルネス
その手に無限をとはこのこと、メイジの6マナ<アルネス>です!
実装前は「毎ターン3ドローは扱いきれない」との反応が多く、ミソスケ自身も「これはセルフミルがオチだ」と確信していました……見る目なかったなぁ
ですが、いざその使用感が試されるとたちまち「秘策メイジ」の必須級カードに躍り出ました。
「秘策」や<カバールのクリスタルの運び屋>などのコスト踏み倒しが容易に可能なこのデッキでは、中盤以降1ターンの間に3枚以上のカードを使用することが少なくないため、火力を毎ターン出し続けて勝ち切るというゲームプランにこの武器の性能が即していたからです。
「秘策メイジ」は<メディヴの従者>を始めとした秘策シナジーの多くと<炎の大地のポータル>がスタン落ちしてしまうため、ワタリガラス年はこれまでと同じ水準で戦っていくことは厳しいと予想されます。当然、このカードの価値も多少は下がってしまう可能性が少なくありません。
しかし、それまでの間は引き続き多くのメイジプレイヤーの力になってくれることは間違いないでしょう!
ヴァラニル(-)
打点を半永続的にばら撒くことができる、パラディンの6マナ<ヴァラニル>です!
時々「マーロックパラディン」に採用されていますね。効果にタイムラグが発生してしまうことが難点ではありますが、1枚のカードで火力源となってくれるため優秀な武器であることは間違いありません。<ヴァインクリーヴァー>が同じ年にリリースされていなければ、もう少し評価は高かったかもしれませんね!
ついでにこの断末魔効果、<ドッペルギャングスター>や<サロナイト鉱山の奴隷>などに付与されるとそのコピーからも<ヴァラニル>を手に入れることができます!
…バフパラの繁栄なんてあるかねぇ
マナアリの髑髏(+)
今拡張の中でも特に強力なコスト踏み倒し武器、ウォーロックの5マナ<マナアリの髑髏>です!
ランダム要素はありますが、ハンドにさえ来ればどんな悪魔ミニオンでも召喚することができ非常に強力です。<ピットロード>や<イリダン・ストームレイジ>などある程度サイズのあり強力なミニオンを置くことが出来れば、それだけでボードとしては十分強力ですが……(ご存知の通り)この武器にはより強力な使い道があります!!
それはデッキの中の悪魔ミニオンを<ドゥームガード>と<ヴォイドロード>だけに絞り、ノーコストorコスト踏み倒しの状態でこれらのトップレベルに強力なミニオンを召喚することです。そして召喚した悪魔たちを<肉食キューブ>と<暗黒の契約>を経由することで複製しボードを強烈に制圧することを目的としたデッキ、「キューブロック」は誰もが認める環境トップレベルのデッキになりました。
上記のコンボは多くの条件と状態を必要としますが、「ヒーローパワーや<コボルトの司書>といったドローソース」「優秀な除去呪文」「デッキからの招集を可能とし相補的な動きを持つ<取り憑かれた従者>などの出現」により、ウォーロックはこの動きを主要なゲームプラン一つに位置付けることが出来ています。
「キューブロック」は非常に必要魔素の多いデッキであり、この武器の真価を試すには多くのエピック以上のカードが必要になります。そのため諦めて他のカードのための資産に回したくなる気持ちも分かりますが、よ~~~~く考えてから砕いて下さい!
なぜかって?「コスト踏み倒し」だからさ!!
評価【B】
一工夫すれば使い道が!?続いては評価「B」です!
世界樹の小枝(-)
目指せ!<忘却王クン>と合わせて最大30マナ!ドルイドの4マナ<世界樹の小枝>です!
20マナで<マリゴス>を<無貌の操り手>で複製、<月の炎>でオラオラオラァ!!……なんてことは「秘策メイジ」と「マーロックパラディン」が許してくれませんでしたね。
ロークデラー
ハンターの数少ない大量リソース補充、ハンターの7マナ<ロークデラー>です!
呪文を大量に補給できる点はドローソースの限られる「スペルハンター」においては、ある程度有効ではありますが、1点だけ問題があります。それは「いっぱいにする」というこの文言です。
この文言が持つ使いづらさは<メガフィン>のテンポプレイと同じく、ハンドが溢れてしまう可能性があることです。もちろん、ハンターには軽い呪文が多いため8or9マナで使用すれば(高確率で)1枚程度使用しハンド焼失を防止することが出来ます。
しかしこの動きは「ランダムな追加呪文」を使用しなければならないため、盤面にある程度余裕がある必要があります。「スペルハンター」でその状況を用意するのは決して楽ではない環境のため、必ずしも強力とは言えません。「オペラハンター」において<バーンズ>と<放たれし激昂ヤシャラージュ>がデッキで眠ってしまっている場合本領を発揮出来ない点も、輝き切れていない理由であると思います。
大逆の刃キングスベイン(+)
武器を主軸に攻め入るという新しいゲーム展開を可能にしたカード、ローグの1マナ<大逆の刃キングスベイン>です!
このカードの最も評価できる点は、ブリザードが目指す「既存の使われていないカードは新拡張の追加によって強化されるべき」という方針を見事に体現したことだと思います。
<南海のスキッドフェイス>は登場から長い間有効な使い道が発見されず、<ドゥーメラン>と<吸血毒>は何故「凍てつく玉座の騎士団」で実装されたのか多くのプレイヤーが首を傾げていました。このカードの登場は、そこに回答を与え新しいローグの戦い方を打ち出しました!
10点以上にまで成長させたこの武器で、相手の顔を詰め続ける動きは新鮮味に溢れた快感のある攻め方ですよね!
懊苦離刃(-)
ド派手な招集武器、ウォリアーの8マナ<懊苦離刃>です!
1枚から大きな動きを用意してくれる武器ではありますが、8コストであるという点が大きく足を引っ張ります。「8ターン目以降の動きとしては小さい」「それまでに引いてしまったミニオンは普通に出さざるを得ない(<死人の手札>のみが対処法)」「攻撃力が3であるため、ミニオンの処理には使いづらい」ことなどが使いづらさの要因となっております。
ワタリガラス年が開始すると、数多くの招集に向いたサイズの大きなミニオン(<放たれし激昂ヤシャラージュ>や<竜王デスウィング>)がスタン落ちしてしまうため、今後の活躍の幅も狭まってしまうかもしれませんね…
評価【C】
そして最後は(万が一レベルの)強力な追加カードに期待!?評価「C」です!!
ドラゴンソウル
まずは無限のドラゴン軍団、プリーストの3マナ「ドラゴンソウル」です!
3マナという比較的低いコストと無限にトークンを生成できる点は評価できますが、その条件をクリアするのは現状のプリーストには厳しいですね。
「妖の森ウィッチウッド」では新キーワード「木霊」が追加されるため、プリーストの「木霊」付き呪文に期待ですね!
ルーンスピア(-)
そして最後は、シャーマンの8マナ「ルーンスピア」です!
「コストが重い」「(なんか別の武器でも言及した気がする……シャーマンならそこまで問題ではないかもしれませんが)打点が低い」「呪文がランダム&対象すらランダム」「オーバーロードはきっちり背負わされる(返済義務)」など使いにくさが目立つ一枚ですね…個人的には「オバロを無視する特殊効果くらい付けてくれても良かったのに…」と感じざるを得ません。
ランダム性などのデメリット感は同程度なのにも関わらず<希望の終焉 ヨグ=サロン>ほどの逆転性能がないため、採用の意義を見出すことが出来ない点が現状だと感じられますね…
さいごに
今回の記事、いかがでしたでしょうか!?
「コボルトと秘宝の迷宮」の目玉要素であったレジェンド武器は、スタンダード環境に秀逸なゲームプランを提案し、「海賊ウォリアー」衰退以降落ち気味だった武器メタカードたちに活躍の場を再び与えてくれました。
スタン落ちと新カードの登場が同時に行われるため、「妖の森ウィッチウッド」環境ではその使用感が大きく変わるカードもあるでしょう*1!これら9枚の活躍を引き続き注視していきたいですね!
それではまた、次の記事で!
*1:多分、マナアリは別